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参考書は複数冊使うつもりで [参考書・問題集]

特定の試験をターゲットとして勉強する場合、試験範囲をなるべく早期に一通り勉強しておくことはたいへん重要です。理解度は低くてもかまいません。とにかく、一通り目を通して、全体像をつかむのです。


これは、ビジネス書などの本を読むのに、まず目次をよく見て全体をイメージしておくと効率よく読めるのと同じです。


そこで、試験勉強に使う参考書ですが、1冊で済ませようと思わないことです。最低、次の2冊は用意するとよいと思います。


① 要点だけが書かれた薄めの参考書

試験勉強初期に、短時間で全体に目を通すために用いる


② 詳しい記述のある参考書

どんな試験問題が出題されても対処できる知識を身につけるために用いる


もちろん、①を先に購入し、②は①が終わってからでもかまいません。




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集中力 [メンタル要因]


勉強する時に、集中して行うのとダラダラ行うのでは、効果が全然違ってきます。集中力を維持する1つのポイントは、定期的に短時間の休憩を入れることです。学校の授業でも、そのようになっていますね。


例えば、3時間の勉強を行う場合に、30分やったら5分休憩するとか、計画的に休憩を入れると効果的です。何分ごとに休憩を入れるのがよいのかは人によりけりなので、いろいろ試して決めればよいと思います。


休憩時間がもったいないと思う人がいるかもしれませんが、そうではありません。


集中力を失った状態では、能率が半分以下になることはザラで、十分の一になることだって珍しくありません。一方、休憩することによる時間のロスはたかが知れています。上記の例なら17%程度のロスに過ぎません。


このことから、計画的に休憩をとってリフレッシュすることが大変大事である事がわかります。


さらに、同じ科目を延々と勉強するのではなく、切り替えながら勉強するのが効果的です。人間は同じ作業を続けていると、だらけてしまう傾向があります。そんな時、科目を変えると、新しい刺激によってまた集中力が蘇ることがあります。


このように、脳の性質を踏まえて上手くカバーすることが、集中力を維持するコツなのです。




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復習の効果(2) [知識の記憶]


人間の記憶には特徴的なことがいろいろあります。

例えば、覚えた知識は放っておくと数時間で急速に忘れます。逆に、2日経っても覚えている知識は、その後もあまり忘れません。(エビングハウスの忘却曲線)

また、忘れてしまった知識も、もう一度覚え直すことによって忘れにくくなります。2回、3回、4回、・・・と繰り返し覚える事によって、どんどん知識は定着していきます。

このような人間の記憶の特徴を生かした復習方法は、最初の記憶作業後、短期間のうちに復習を繰り返すことです。例えば、

● 1回目の復習: 1時間後
● 2回目の復習: 1日後
● 3回目の復習: 1週間後
● 4回目の復習: 1ヶ月後

というスケジュールで復習を行うと効果的です。ポイントは、1回目、2回目あたりの時間間隔を短くすることです。




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復習の効果 [知識の記憶]



勉強に復習は付きもの。復習の効果を疑う人はほとんどいないでしょうが、どの程度の効果があるのかを正確に把握している人もまた少ないでしょう。

一定の時間を、「理解&記憶」と「復習」にどういう比率で時間配分すれば学習効果が高いかを調べた実験データがあります。「理解&記憶」100%(復習なし)の場合の記憶量を1とすると、

● 「理解&記憶」100%, 「復習」 0% → 1
● 「理解&記憶」 80%, 「復習」20% → 1.4
● 「理解&記憶」 60%, 「復習」40% → 1.5
● 「理解&記憶」 40%, 「復習」60% → 1.6
● 「理解&記憶」 20%, 「復習」80% → 2.1


という結果が得られています。

復習に十分に時間をかけるほど、記憶がしっかり定着する様子が見て取れます。特に、80%の時間を復習に使った場合は、復習なしの場合の2倍以上も学習効果が高いんですね。別の実験では、学習効果が4倍も違うという結果も出ているそうです。

参考書を1回読んで終わりではなく、その4~5倍の時間をかけて復習することが大事であるということです。





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TOEIC短期スコアアップ講座 [傾向と対策]

TOEIC対策の教材の中に少しばかり驚いたものがありましたので、紹介しておきます。


TOEIC短期スコアアップ講座


この講座の指導陣のなかにETSの元スタッフが含まれているのです。ご存知のとおり、ETSはTOEICの制作元です。そこの元スタッフが加わっているということは、「TOEICマル秘情報」に基づく指導が受けられるということです。


これは、「勉強範囲」についてヒントを与えてくれていることになります。


もちろん、「TOEIC短期スコアアップ講座」はボリュームのあるちゃんとした教材ですので、英語の地力で勝負したい人は「TOEICマル秘情報」を除いて勉強すればよいのです。


ちなみに、この教材は、「英語の地力をつける部分」「即効性のあるテクニックを習得する部分」「TOEICマル秘情報」の3つが含まれており、24時間で100点アップと謳われています。


こんな事もあるんですね、という例でした。




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勉強範囲を絞り込む [傾向と対策]

勉強の目的が特定の試験に合格することなら、その試験に出題される可能性の高い科目・単元から攻略していくべきです。


こう書くと、当たり前のように思えますが、実際には、それに反する勉強法を行っている人がけっこう多いのです。


典型的には、参考書をしらみつぶしに記憶していくような勉強法がその例です。参考書は網羅的に書かれていますから、特定の大学入試、特定の資格試験には出題されない事項もたくさん含まれているのです。


まず、目標とする試験の出題傾向をよく分析し、勉強する範囲を絞り込むことが重要です。出題される可能性の高い部分から優先的に勉強していき、一刻も早く合格ラインを突破できるようにするのが効率のよい勉強法です。


特に、社労士試験、行政書士試験といった難関資格試験ではこの考え方が有効です。例えば、「行政書士試験短期合格術」などを見ると参考になります。


通常、受験勉強は限られた時間で行うものですから、勉強の範囲を絞り込むことは大変効果が大きいのです。





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