どこでも勉強できる環境 [その他]
どこにいても勉強できる環境を作っておくことは、効率的な受験勉強にとって大事なことです。特に忙しい人、家でじっくり勉強できない人の場合には、その環境があるかどうかが試験の合否を左右します。多忙なサラリーマンが資格試験を受験する場合などはそういうケースが多いですね。
どこでも勉強できるということは、教材や勉強用のアイテムをいつも利用できるようにしておくという事です。コンパクトな教材を持ち運ぶのもいいですが、いまどきはスマホなどの携帯端末を利用することで勉強法の選択肢が広がります。
例えば、音声講座をスマホに入れておいたり、インターネット上の動画教材を利用できるようにしておく、インタラクティブに勉強をサポートするスマホアプリを利用するなど、様々な方法が考えられます。
いろいろ調べて、場所に依存しない学習環境を整えてください。
持久力の養成 [その他]
試験の最中は集中力のほかに持久力も必要です。すぐに疲れてしまったり、集中が途切れてしまっては試験で良い成績を取ることはできません。この持久力の養成が意外と軽視されているんですね。あなたは、持久力のアップを目的とした対策を実践したことがありますか?
日々の勉強で、頭のクリアなときに正解できる問題も、頭が疲れているときには間違えたりします。また、正解できたとしても、余計に時間がかかれば、時間不足で手を付けられない問題がでてきたりします。
受験時における持久力とは、問題に解答するパフォーマンスを落とさずに持続すること。全く落とさないことは無理でしょうが、極力落とさずに維持したいものです。
それでは、持久力アップのためにはどんな事を行ったらよいのでしょうか?
ヒントはアスリートのトレーニングにあります。本番を上回る厳しい条件でトレーニングを行って、体(頭)を慣らすのです。例えば、1問当たりの制限時間を本番よりも短めに設定して、本番よりも多くの問題を集中して解く訓練んを繰り返す、などです。このようなトレーニングを続けると、本番の条件が楽に感じられるようになります。
「速読」プラス「復習回数アップ」 [その他]
復習の仕方は人それぞれです。1回の復習に時間をかける人もいれば、復習の回数を増やすために1回の復習に時間をかけない人もいます。そのさじ加減は百人百様かもしれません。
ただ、間違いなく言えることは、復習の回数を極力増やす方向で考えた方が成果が出やすいという事です。これは、どんなに時間をかけて復習をしても、一定の割合で忘れてしまう事があるという事実によります。復習を何回も行う中で100%を目指すしかないわけです。
そこで、どうやって1回の復習の時間を短くするかですが、速読法を利用するのは有効な方法でしょう。理解度をあまり落とさない範囲で速読すれば、ほぼメリットのみとなります。いま速読のスキルの無い人は、速読法をマスターする時間と労力がデメリットになりますが、一度マスターしてしまえばあとはメリットだけです。
同様な趣旨の勉強法を、宇都出雅巳さんが「高速大量回転法」と称して教えていますね。このネーミングは特徴をよく表していると思います。
取れる得点を失っていないか [その他]
試験では、得点によって合否が決まります。よく知っている無いようであっても、ミスすれば得点できず、結果的には知らなかったのと変わりません。
取れるはずの得点をミスで失うのは、本当に損ですよね。
あなたが受験生であるなら、自分がミスで何%くらいの得点を損しているのかを確認したことがありますか?
もちろん、人によってバラツキはありますが、得点の10%程度をミスで失う事は珍しくありません。100点満点なら、10点ですよ。多くの試験で60%前後に合格ラインがあることを考えると、デカイですよね。
だから、ミスの多い人は、ミス対策を行なった方が絶対に“お得”です。新しい事を暗記しなくても、ミスを減らすだけでかなり得点アップできるのですから。
特に試験日が近づいてきたら、ミス対策をいま一度行なっておくべきでしょう。
過去問の分析について [傾向と対策]
受験勉強は過去問の分析を踏まえて行なうべし。
よく、こういった主旨の事が言われます。
でも、受験勉強を始めたばかりの受験生が、過去問をそんなに簡単に解けるはずありませんよね。ほとんど歯が立たない、と言った方がよいでしょう。
実際に自分で解いてみるのが理想ですが、これはちょっと無理なので、解答を読みながらどんな事がポイントになる問題なのかを感じ取るだけでも良いと思います。
何でそんな事をわざわざ行うのかというと、過去問に書いてある分析結果(傾向と対策)を読んで鵜呑みにしても、感覚的にピンと来ないからです。1度経験しないと、よくわからないんですね。
また、実力的に問題をほとんど解けないタイミングで、過去問をやってしまうのはもったいないと思う人もいるでしょう。でも、これは重要な事なので、1年分はやっておくべきです。今後の受験勉強を効率的なものにできるかどうかにかかわるので。
「概要把握 ⇒ 詳細理解」という勉強法 [その他]
試験勉強のやり方として、「概要把握 ⇒ 詳細理解」という2ステップで考えると効果的です。最初、短期間で試験範囲全体を“斜め読み”し、学ぶ事を何となく把握した上で詳細な勉強を始めるのです。
全体像のイメージを持って勉強を進めるのとそうでないのとでは、全然違います。例えば、勉強の計画を作るときに、勉強する内容を全く知らないと実行不可能な計画を作ってしまったりします。難しい箇所や苦手なところが全くわかっていなければ、適切な計画など作れるはずがありません。
また、全体を“斜め読み”したということで、今後の見通しが立ちます。受験勉強が全く計算できないものから、計算できるものに変わるのです。これは精神的に有利であり、無視できません。
まずは、「概要把握 ⇒ 詳細理解」という勉強法を体験してみるとよいと思います。1つの科目、あるいは1つの章でもよいので、全体を一通り見渡してから詳細を勉強するのです。記憶の面でもメリットがあります。
ハイレベルなTOEIC対策 [傾向と対策]
TOEICで990点(あるいはそれに準ずるスコア)を目指したいと思いませんか?
TOEIC満点ともなると、ハイレベルな英語力が必要なのはもちろんのことですが、受験テクニック的な面でも用意周到な対策が必要です。特に、1年以内とかの短期間で達成したい場合には。
そういったハイレベルな志を持っている人には、
というプログラム(教材)が効果的かもしれません。たくさんの英語教材を出している石井隆之先生の特別なプログラムです。
何が、特別なのかというと、添削指導を受けることができるのです。自分の弱点を早期に発見して対策を施すには、非常に有効でしょう。原則として、ミスが許されないスコアなので・・・。
復習は速聴で! [知識の記憶]
以前、速聴の音声教材は「一石三鳥」だと述べました。何回も復習できるので記憶上有利であることや、頭が活性化されること、集中しやすいこと等、速聴にはいろいろなメリットがあります。
音声教材を一番最初に聞く場合はノーマルスピードで聴き、復習は1.5倍速や2.0倍速で行うのがおすすめです。復習では大まかな内容がわかっているため、速聴でも十分に理解できるでしょう。
また、いわゆる速聴ソフト(倍速音声を作ったり再生したりするソフト)を用意しておくと便利です。自分にとって一番しっくりくる速度で復習できるからです。
最近の速聴ソフトは進化しており、音質も改善されています。また、映像を扱えるものあるので、利用価値は高いでしょう。
勉強の順番 [その他]
試験勉強では点数に結びつきやすいところ(科目・単元・ジャンル)を優先的に勉強するべきです。その方が早く試験の点数が上がるからです。
「点数に結びつきやすい」というのは2つの要素があります。
① 試験に出やすい。配点が高い。
② 短時間でマスターできる。
まずは、①と②を満たすところを攻略しましょう。
もしも、出題傾向がハッキリしないとか情報として入手できないような場合には、②だけで判断せざるを得ません。
①&②の攻略ができたら、次は①を満たして、かつ、マスターするのに時間がかかる部分です。
この原則を意識して勉強の優先順位を考えれば、大きく外れることはないでしょう。
自分に最適な難易度 [参考書・問題集]
参考書・問題集の選択では、その難易度がとても重要です。難しすぎても、易しすぎても効果が得られないからです。
難しすぎるのは、明らかに効果が落ちます。なかなか進まないので。かといって、易しすぎるのも脳が覚えようとしないので、時間の無駄です。
少し頑張ればできる、くらいが丁度いいですね。
これは、復習のタイミングについても言えることです。すっかり忘れてしまってから復習するのは全て覚えなおしになって大変ですが、ほとんど忘れていないのに復習するのも時間的に無駄が多いのです。
復習は、忘れかけた頃に行うのが鉄則です。